風が吹くと儲かる日記

Dots DashのVo&Gt、the MADRASのGt 木下直也のブログ。日記とか宣伝やお得な情報などなど。

最近のこと

1ヶ月近くほぼ家から出ていない。みなさんはいかがお過ごしですか? わたくしはというと、ベランダに立派なアシナガバチが入居の下見にきていて日課の日光浴ができなくなってからは、日用品と食材の買い出しだけが日々の気分転換。

まる1ヶ月スタジオやライブのないのなんていつぶりだろう、高校生以来かな。 いつも時間ないと言っててできなかったことをやってみようとするも手がなかなかつかないのは、やっぱり音楽が生活の支柱になっていたからだろう。 最近の趣味は自炊と食材の在庫チェック。

支柱を崩さないべく、これまでまとめられなかった曲ネタとかDotsの未録音曲の整理をコツコツと始めている。 マドラスもhakutakaもそしてDots Dashも、世の中が少しずつ戻ってきたときにいつでもスタートダッシュを切れるように。 みなさんのもとにすぐに届けられるように。

あー、旅行したいな。サウナも行きたい。野球場にも行きたい。居酒屋でどうでもいい話をしたいな。

ライブ、したいなあ。

地方都市が思い出になるまでの話

久しぶりの一人旅、帰りの東海道線車内にてこれを書いている。

丸一日のオフだったので、サウナーのサンクチュアリ、念願のしきじを目指し静岡に降り立った。

しきじでおれは宇宙を見た。このままこの幸福に包まれて目が覚めたときには遠く後方に三途の川があるのでは、とすら思えるくらいのととのいだった。 休憩室、くたびれたリクライニングチェアによりかかり遠くTV内ニュースキャスターの声をBGMにスーパードライを飲んだ時、目頭が熱くなったことを今後忘れないだろう。

フロム西日本のおのぼりさんにとって静岡という土地はただの通過点にすぎなかった。 新幹線、高速バス、鈍行列車、飛行機、レンタカー、様々な手段を用いては横長に鎮座するこの県を何年も何年もただ通り過ぎていた。

サウナ帰り、乗り継ぎの効率を求めると2時間近く時間を持て余すことになったので、静岡を練り歩くことにした。 どことなく静かで哀愁ただようイメージをもっていたが、駅から離れると活気に満ち溢れていた。

道中、イキフンいい感じな串焼き屋で名物黒おでんとレモンサワーでせんべろ。帰れなくなるリスクを感じたので熱燗は自粛した。名物を食べると、その街の生活、文化のドアをノックしたような気持ちになる。

店をでるとバカでかい月が出てた。

喫煙所に入ると、体より大きめの服を着た少年が5,6人。おれも歌詞を書く」「MVはあそこで撮りたいな」「あいつが売れたらおれら有名人の友達じゃね?」 そんな会話をしていた。

少し早めに駅のホームに降り立つ。 帰りたい気持ちと、この街を離れる寂しさが訪れる。

シートに座り、今日の出来事、次この街に来たときのこと、既に通過点ではなくなったことなどを考えたりしながら、おれはiPhoneのメモ帳を起動した。

車内放送、乗り換えのアナウンスが走る指先を止めた。

台風の話と、ご報告

10月頭、史上最恐とうたわれた台風19号は日本の横断を決定した。

3連休の末に、一年かけて用意した一世一代の大イベントが待ち構えている。絶望の淵、なんとかそれてくれることを願いながら、不安でうなされながら眠る日々が続く。

12日、台風上陸。 なんとか自分のイベントとの被りは免れたが、この日全国のあんなライブやこんなライブが中止を余儀なくされる。自分は大丈夫だったものの、そういったニュースが流れるたび心が痛くなる。

16:00、本格的に雨が降り風が吹く。多摩川から1km圏内の我が家はハザードマップによると1階がまるっと浸かるそうだ。ひとつ隣の区画まで避難勧告が出たので荷物をまとめる。リュックには憂さ晴らしのお菓子をつめて、近隣の中学校体育館へ。体育館は慣れない避難のフラストレーションと河川氾濫の不安の空気がなんともいえない殺伐さを醸し出していた。稀に飛び交う怒号。ここにいたら心がやられてしまうと思い、避難所から自宅へ避難。雨、さらに加速して傘が機能しなくなる。

帰宅したら、ご近所バンド友達の踊る犬コロの二人から市役所で避難してると連絡があったので市役所に向かう。大イベント二日目前に避難所にいくことになるとは…。

避難所となった会議室の一室で、踊る犬ころの二人に迎え入れられた僕は、就寝用のエアマットを膨らませる手伝いをしたり、横で避難してた小学生たちとトランプしたり、そいつの好きな子の名前を聞いたりしてなんだか気を紛らわしてたら台風の目がやさしくこちらを睨みつけて雨風は止んだ。

職員からの帰還許可をいただき無事帰宅。近所の河川敷はギリギリのところでなんとか食い止めたみたいだ。

10/14、一年準備したイベントは雨に包まれつつも無事開催できた。親や地元の友達、大学の友達やバンド仲間に囲まれながら、指輪を交換したりケーキにナイフを入れたり、親子三人でライブをしたりした。その日みんなの顔が見えた時、これまでの人生のすべてがそこにあったような気がしたよ。

ということで、友達が結構呟いてたのでお気づきの方もいると思いますが、わたくし10/14に結婚式を挙げました。入籍したときに言うタイミング逃したので報告遅れたんですが、このおれが一家の柱となりました。

二次会ではDots Dashのbouquetをhakutakaでセルフカバーしました。bouquetは絶対演奏したかったんだけど、Dotsメンバー揃わなかったのでhakutakaで恐らく最初で最後のbouquet。映像は友達がツイッターにあげてたので興味あったら探すべし!

これからは大黒柱として支えつつも、音楽を、hakutakaを、the MADRASを、Dots Dashもまたやりたいなー、とにかく音楽に仕事に頑張ろう。精一杯生きよう。

いまは旅行先のベトナムの空港で、5時間の乗継待ち中。今日から滞在中まで天気ずっと雷雨マーク。式当日も雨だったしかなり雨男ぶり発揮してる。とりあえずうまい飯食ってきます。

これからもみなさまよろしくお願いします。

2ヵ月前の話と2ヶ月後の話

2ヶ月前の話

案の定前回更新から随分と空いてしまいました。

遅くなりましたが、改めて3/10の生誕祭はご来場ありがとうございました。 音楽を組み始めたころはバンドを組んでくれる人がいなくて、毎日即帰宅して家庭用アンプをフルテンにしてオーディオの中のBUMPやアジカンとセッションを繰り返す日々だったけど、それから15年近くたって6バンドも組めるくらい人に環境に恵まれて。お客さんもたくさん遊びにきてくれてみんな楽しそうで。ほんとうに素晴らしい景色が見れました、全バンドのメンバー、お客さん、新宿Motionみんな感謝してもしきれないくらいです。また10年後に、今度はさらにでかい会場でこんなイベントをできる人間になりたいですな。

あとこの日Dots Dashと去年から始めたhakutakaで対バンできたのは、10年前の自分と対バンしているようでとても不思議な感覚だった。Dotsは相変わらず先の予定は未定だけど、何かしら活動したいなと思っているので、ぜひ焦らずお待ちいただけたらと思います。

2ヶ月後の話

そして7月は7日にhakutakaの企画、12日はMADRASのアルバムレコ初。 hakutaka企画は、Dots Dash・the MADRASで共に演奏してきたガッキー率いる「主人公」というバンド、そして10代のころからなんやかんや付き合いの長いイケてる男佐藤まさひこ率いる「あけみ」と共演。みんな10年来の仲間だけどひたすら汗をかきながら活動し続けることのかっこよさを、是非見に来て欲しい。

ビール片手に夏の思い出を作ろう。

ブログ新調と周年企画の話

ブログを新調しました

ブログを新調しました。
ほんとは年明け元旦から更新するつもりだったけどバタバタしているうちに2月も後半に差し掛かってしまった。

最近は弾き語りにソロバンド、マドラスに時々サポートにと皆さんのおかげでいろんな活動もできてるが情報発信の場がたまのツイッターだけだったりと、どうにも内にこもりがちの情報を発信すべく新設しました。

前回のタンブラーの更新からなんと2年もの月日が経過していた。これからはマメに更新できるかっこいい大人を目指します。

周年イベントについて

さて、地下に潜り込みもそもそと音楽活動し始めてから今年でなんと10周年。
記念すべき東京一発目は2009.03.10 学芸大学メイプルハウスでのDots Dashのライブ。
木下青年はその日19歳の誕生日だった。
正確には大学のコピバンだったりでその前にも何回かライブはやったけど、音楽活動としてはこれが一発目なのだ。
誰がなんと言おうと3.10なのだ。

去年の秋頃、「冬か春先にでもいっぱつイベントさせてくれ」とモーションに相談すると偶然2019.03.10が空いてた。
ちょうどあれから10年。
19歳の青年は、ヒゲも伸びて体もすこし大きくなりおっさんの輪の中に片足をつけたはじめていた。

せっかくの記念日だし、できるだけわがままなことをしよう。
即箱を押さえ、所属してる全バンドに出演依頼を出した。
全員2日くらいでOKの返事をくれた。即決。

そんなこんなで、来月3月10日に私企画のイベントをやります。
タイトルは「SINCE20090310」。
2009年3月10日からの物語を、3時間のイベントに凝縮してお届けしようじゃないか。


2019/03/10
木下直也企画「SINCE20090310」

会場:新宿Motion
開場/開演 17:00/17:30
前売/当日 2500/3000

<出演>
hakutaka(木下直也ソロバンド)
the MADRAS
雨天中止
$LANG KALLAGE
雪国

ご予約はこちらから
kinoshitadash0310@gmail.com